安い中華アクションカメラをSoC/CMOSの切り口から評価し、おすすめ一覧にしました!ここでSoC?CMOS?と疑問に思った方は勉強が足りませんよー!
中華アクションカメラを検討する上で、レビューや動画の比較はとても参考になると思います。しかし、動画やレビューはその評価している人の観点や見せ方が違ってくるため正確な評価とは言えません。最終的な判断をする場合は有効かもしれませんが、最も注目しなければいけないのがスペックだと思います。そしてその評価基準としてSoC/CMOSで比較するのが最も有効的なことなのです。
こちらの記事に中華アクションカメラの選び方を載せているので是非目を通してください。中華アクションカメラの生体とSoC/CMOS含め理解が深まるはずです。
数多くある中華アクションカメラではありますが悩む必要はありません。ハッキリ言って本記事で紹介したカメラさえ抑えておけば問題ないと私は思っています。特に一万円を切っているものについては殆ど差がなくむしろフェイク品に釣られないように注意すべきです。
評価基準/格付け
雑ですが値段に分けて搭載されているチップセットの評価をしました。SoC+CMOSで記載しています。性能については下にいくほど高性能な組み合わせ。
5000円以下で買えるもの
- NT96650/55+Aptina AR0330
- Allwinner V3+IMX179
このスペックで4kとかで明記されてるのって・・・
5000-10000円で買えるもの
- SPCA6350+OV4689
- NT96660+IMX078
→Amazonで人気のMUSONやApemanA80などこのセット
4K動画としてはぎりぎり及第点?フレームレートは物理的に24fpsまでが限界なランク。1080p60fpsで録画するには頑張れる!
手ブレ補正の処理も使えるようになるのがこの辺り。
10000-20000円
- A12+MN34112
- A12+IMX117
→GoPro4並のスペック - A9+IMX377
→GoPro5並のスペック
4K動画を撮るにはこのくらいのスペックが欲しいですね!4K30fpsはもちろんのこと1080pで120fpsまで利用することができます。120fpsあればスロー編集もきれいにできる。
ハイエンドクラス(2万以下)
YI 4K アクションカメラ
センサー:12 MP Sony IMX377
SoC:Ambarella A9
解像度とフレームレート:4k-30fps / 1080p-120fps / 720p-240fps
手ブレ補正:6軸ジャイロスコープ
センサーについてはNexus5X/Nexus 6Pのスマホにも搭載されているセンサーで高速な処理と4K動画を撮影できます。SoCはGoPro Hero5にも搭載されているチップです。HD動画が120fpsで撮影もできるので、より高いスペックと判断できるますね!手ブレ補正に6軸ジャイロスコープを搭載し手ブレにもかなり強いです。GoProキラーとはよく言ったものでスペック的にもHero5と遜色ないポテンシャルを秘めています。
2万以内で購入できるものとしては破格のスペックではないでしょうか。
Firefly 8S
センサー:12 MP Sony IMX117
SoC:Ambarella A12
解像度とフレームレート:4k-30fps / 1080p-120fps / 720p-240fps
手ブレ補正:6軸ジャイロスコープ
GoPro Hero4やSJCAM SJ7 Starと同じチップセットの割に値段が安い!6軸ジャイロスコープも搭載しているので手ブレに強いモデルといえます。YI 4K同様fpsも1080pで120fpsまで対応と高い水準ですね。レンズが2種類用意されていて、FOV170/°90°の切り替えが可能です。
比較動画
YI 4K / Firefly 8S / GoPro 5の比較を4K画質で確認できる動画なのでとても参考になります。
ミドルクラス(1万以下)
WIMIUS L3
センサー:12 MP Sony IMX078
SoC:Novatek NT96660
解像度とフレームレート:4k-24fps / 1080p-60fps / 720p-120fps
手ブレ補正:6軸ジャイロスコープ
このクラス唯一の6軸ジャイロスコープ搭載モデル!手ブレ補正機能が強力なので安定した動画を撮ることができます。海外でもとても評価のたかいカメラですね。
6軸ジャイロの威力を感じられる動画です。
MUSON MC2
センサー:12 MP Sony IMX078?
SoC:Novatek NT96660
解像度とフレームレート:4k-24fps / 1080p-60fps / 720p-120fps
手ブレ補正:ジャイロスコープ
今Amazonでもっとも売れていいる中華アクションカメラ!センサーについてはハッキリとした情報がないためNovatek NT96660とセットで利用されることが多い12Mのイメージセンサーということで”おそらく“と言われているところです。手ブレ補正がちょっと弱いですが無いよりはあったほうが良いというところでしょうか。
Amazonの商品ページに2018年3月31日までNT96660へチップが変更されたことが明記されていましたが今は削除されているようです。単純に記載内容を変えたのか不明ですがちょっと怪しんでもいいかもしれません。
変更前
変更後
APEMAN A80
センサー:12 MP Sony IMX078
SoC:Novatek NT96660
解像度とフレームレート:4k-24fps / 1080p-60fps / 720p-120fps
手ブレ補正:ジャイロスコープ
MUSONより画質について定評のある機種。IMX078とNT96660が搭載されているのはこのクラスでは鉄板!手ブレ補正が弱めですが、こちらもこのクラスでは申し分無いスペックではないでしょうか。
ローエンドクラス(5千前後)
ハッキリ言ってこのクラスになるとどれも一緒ですかね・・・個人的には遊び目的、おもちゃ感覚以外で購入しないほうがいいと思っています。このクラスのものは得てして型落ちパーツの寄せ集めで構成されていたり、粗悪なものが多いからです。販売時期によって中身が違うことはザラです。安物買いの銭失いにならないようご注意を!
もちろんおもちゃとして遊ぶ分にはコスト的にも十分だと思いますよ!
APEMAN A66
センサー:不明
SoC:不明
解像度とフレームレート:1080p-30fps / 720p-60fps
手ブレ補正:あり
一年保証あるのが安心できる要素。
Victure AC200
センサー:AR0330
SoC:NT96650
解像度とフレームレート:1080p-30fps / 720p-30fps
手ブレ補正:あり
1年保証がついている。
まとめ
SoC/イメージセンサーによる比較は必ずした方がいいです!アクションカメラ好きなのもあって調べることは楽しくやってますが、この記事にかかれているもの以外含めて多くのものを調べました。
その殆どがおすすめできるようなものではなかったし、どんな部品が使われているか公表すらされていないものもあります。
やはり中華アクションカメラは安いだけあって中にどんなチップが使われているか、見えない部分が多いです。なんで公表しないのかな・・・きっと公表しなくても売れてしまうからでしょうね。。。
無知は罪ではないですが、そんな商法には引っかからないように見極めていきましょう!!
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